アイロンパーマと聞くと、「昔ながらのパーマ」「年配の男性がかけるパーマ」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかしそれは昔の話。現在のアイロンパーマは、技術やデザインの幅が広がり、ビジネススタイルからショートヘア、フェードスタイルまで、さまざまなメンズヘアと非常に相性のよいパーマとして注目されています。
今回は、アイロンパーマの特徴やメリット、似合いやすいスタイル、スタイリングのポイントまで詳しく解説します。
1.アイロンパーマのメリット

アイロンパーマとは、専用のアイロンを使って髪に熱を加えながらカールや毛流れをつくっていくパーマ技術です。
一般的なパーマが「ロッドの大きさや巻き方」によって全体的なカールをつくるのに対して、アイロンパーマはアイロンの角度や操作によって、細かなニュアンスを調整しやすいのが魅力です。
そんなアイロンパーマにはさまざまなメリットがありますが、代表的なものを5つピックアップして解説します。
1-1.短髪との相性がバツグン
アイロンパーマの大きな魅力の一つが、短髪との相性のよさです。一般的なロッドを使ったパーマでは、ある程度の髪の長さが必要になる場合があります。しかしアイロンパーマは、短い髪に対してもアイロン操作によって形をつくることができます。そのため、男性に人気の短髪スタイルとの組み合わせがしやすくなるのです。
特に「短髪にしたいけれど、髪が硬くて動かない」という人には、アイロンパーマが非常に有効。カットだけでは表現しにくかった毛流れや立ち上がりをパーマでサポートすることで、スタイリングのしやすさが大きく変わることがあります。
1-2.直毛が扱いやすくなる
日本人男性には、髪が硬く、太く、直毛という方も少なくありません。直毛は清潔感を出しやすい一方で、髪が横に張ってしまう、トップが立ち上がらない、前髪が落ちてくる、スタイリングしてもすぐ元に戻ってしまうといった悩みにつながることがあります。
アイロンパーマは、こうした直毛特有の扱いにくさをカバーしやすい技術です。髪全体を強くカールさせるのではなく、必要な部分にだけ自然な動きや方向性を与えることで、髪を扱いやすい状態へ導きます。
例えば前髪を軽く立ち上げたり、トップに自然なボリュームをつけたり、サイドの髪を収まりやすくしたりすることが可能です。
「パーマ=クルクル」というイメージをお持ちの人ほど、一度アイロンパーマの自然な仕上がりを体験していただいたときの感動も大きいことでしょう。
1-3.自然な毛流れをつくれる
近年のメンズヘアでは、強いカールよりも自然な毛流れを重視したスタイルが人気です。毛流れセンターパートやナチュラルショート、ビジネスショートなどでは、髪が自然に流れていることがスタイルの完成度を左右します。しかし、髪質によってはカットだけで理想的な毛流れをつくるのが難しいケースもあります。
そこで活躍するのがアイロンパーマです。アイロンによって髪の方向をコントロールすることで、スタイリング時に髪を流しやすくできます。「毎朝、ドライヤーで髪の方向をつくるのが大変」という方にとっても、スタイリングをサポートしてくれる存在になります。自然な毛流れをつくることで、髪型そのものが柔らかく見え、落ち着いた大人の雰囲気を演出しやすくなるでしょう。
1-4.スタイリングが簡単になる
ヘアスタイルは、サロンで仕上げた瞬間だけきれいでも意味がありません。重要なのは、毎日の生活の中で自分でも再現しやすいことです。
アイロンパーマは、髪そのものに形をつくるため、スタイリングのベースを整えるという意味でもメリットがあります。
例えば、朝のスタイリングで髪を乾かす際に、パーマによってつくられた毛流れに沿ってドライするだけでも形がつくりやすくなります。その上からワックスやグリースなどを適量なじませれば、比較的短時間でスタイルを完成させることができます。
忙しいビジネスマンにとって、毎朝のスタイリング時間を短縮できることは大きなメリットです。「セットが苦手だからパーマをかける」という選択肢も、ぜひ知っておいていただきたいポイントです。
1-5.大人の男性にもよく似合う
アイロンパーマは、30代、40代、50代以降の男性にもおすすめしやすいパーマです。
大人の男性のヘアスタイルでは、派手さよりも、清潔感や品のよさ、自然なボリューム、落ち着いた雰囲気などが重要になります。
アイロンパーマなら、髪全体を強くカールさせず、必要な場所に必要なだけ動きを加えることができます。そのため、スーツスタイルにも合わせやすく、仕事とプライベートの両方で活躍するヘアスタイルをつくりやすいのです。
特に高級感のあるメンズスタイルでは、パーマをかけていることを主張するよりも、「髪型が自然に整っている」ことが重要です。アイロンパーマは、そんな自然な仕上がりを求める大人の男性に適した技術の一つといえるでしょう。
2.アイロンパーマをカッコよくスタイリングするコツ
アイロンパーマは、短い髪にも自然な毛流れや立ち上がり、丸みをつくりやすいのが魅力です。しかし、せっかくパーマをかけても、乾かし方やスタイリング剤の使い方を間違えてしまうと、本来の魅力を十分に引き出せないことがあります。
特に重要なのが、スタイリング剤をつける前の「髪の乾かし方」です。アイロンパーマは、パーマによって髪に方向性や形がついているため、その形を活かしながら乾かすことで、毎日のセットがぐっと簡単になります。
ここからはアイロンパーマを美しく見せるための基本的なスタイリング手順について解説します。
2-1.髪をしっかり濡らす
朝のスタイリングでは、寝起きの髪にいきなりワックスをつけるのではなく、まず髪を濡らすことをおすすめします。
寝ている間に髪は枕との摩擦や寝癖によって、さまざまな方向へ動いています。その状態でスタイリング剤をつけても、きれいな形をつくるのは難しくなります。そこで、髪全体を水やぬるま湯でしっかり濡らし、一度リセットします。
特に寝癖がつきやすい前髪やトップ、後頭部は、表面だけを濡らすのではなく、根元まで水分を行き渡らせることがポイントです。髪の根元が濡れていないと、寝癖が残ったままになってしまいます。
朝のスタイリングは、「寝癖を直す」ことから始まると考えておきましょう。
2-2.タオルドライは優しく

髪を濡らした後は、タオルで水分を取ります。
ここで重要なのは、ゴシゴシと強くこすらないこと。濡れている髪は、乾いているときよりもデリケートな状態です。タオルで髪を包み込み、軽く押さえるようにして水分を取っていきます。
アイロンパーマをかけている場合も、髪を強く引っ張ったり、乱暴にこすったりするのは避けましょう。目安としては、髪から水滴が落ちない程度まで水分を取ります。完全に乾かしてしまう必要はありません。むしろ、適度に水分が残っている状態からドライヤーを使ったほうが、髪の方向をコントロールしやすくなります。
2-3.ドライヤーは「根元」を意識

アイロンパーマのスタイリングでは、毛先だけを見るのではなく、根元をどの方向へ向けるかを意識しましょう。
髪の形は、根元の方向によって大きく変わります。例えば、トップを立ち上げたい場合は、根元を起こすように風を当てます。逆にサイドを抑えたい場合は、髪を上から下へ向けるように風を当てます。毛流れをつくりたい場合は、流したい方向へ髪を誘導しながら乾かします。
つまり、根元を乾かす → 髪の方向を決める → 毛先を整える
という順番で考えると、スタイリングがしやすくなります。
2-4.バックのスタイリングも忘れずに
正面から見える部分だけを整えて終わりにしてはいけません。ヘアスタイルは横や後ろから見たシルエットも非常に重要です。
後頭部は、髪をつぶしすぎると頭の形が平面的に見えてしまいます。一方で、髪を立たせすぎると不自然なボリュームになってしまいます。そこで、後頭部は頭の丸みに合わせて自然なボリュームを残しながら乾かします。
アイロンパーマによって適度な丸みや動きがある場合は、その形を壊さないようにすることがポイントです。
2-5. スタイリング剤は髪の内側からなじませる

スタイリング剤は、いきなり表面につけるのではなく、髪の内側からなじませるのが基本です。
手のひらに少量を取り、両手にしっかり伸ばします。
その後、後頭部や襟足付近から髪になじませ、次にサイド、トップへと移ります。
最後に前髪を整えます。前髪からスタイリング剤をつけると、最も目立つ部分にスタイリング剤がつきすぎてしまうことがあります。
そのため、後ろ → サイド → トップ → 前髪
という順番を意識すると、自然に仕上げやすくなります。
なお、アイロンパーマは、すでに髪に動きや方向性がついているため、スタイリング剤で無理に形をつくる必要はありません。むしろ、髪を触りすぎたり、スタイリング剤をつけすぎたりすると、パーマの自然な動きが失われることがあります。
例えばナチュラルな毛流れをつくりたい場合、髪を細かく束に分ける必要はありません。手ぐしで軽く整えながら、自然な毛流れを活かしましょう。
アイロンパーマの魅力は、「何もしていないように見えて、実はきれいに整っている」という自然さにもあります。
3.アイロンパーマのバリエーション
アイロンパーマと聞くと昔ながらの強いカールやパンチパーマを思い浮かべる人には、アイロンパーマはとてもバリエーションに乏しいヘアスタイルというイメージが強いことでしょう。
でも、現在のアイロンパーマはさまざまなヘアスタイルと組み合わせることで多種多様なイメージを演出できる応用の幅が広ヘアスタイルとなっています。数あるアイロンパーマのバリエーションの中から、特におすすめしたいアスタイルを紹介します。
3-1.アイロンパーマ×フェードショート

| スタイルの特徴 フェードのすっきりとした刈り上げに、アイロンパーマでトップの立ち上がりと動きを加えたショートスタイル。短髪ならではの清潔感と、男らしいメリハリのあるシルエットが特徴です。 オーダーの仕方 「サイドと襟足はフェードで短く、トップはアイロンパーマで自然な立ち上がりと動きが出るようにしてください」と伝えるのがおすすめです。 この髪型が合う人 直毛でトップが寝やすい方、サイドが膨らみやすい方、短髪でも立体感のあるスタイルにしたい方におすすめです。 セットの仕方 髪を濡らしてタオルドライした後、トップを立ち上げながら乾かします。グリースやジェルを少量なじませ、毛流れと束感を整えれば完成。アイロンパーマによってベースができているため、朝のセットも簡単です。 ポイント フェードのタイトなシルエットと、アイロンパーマによるトップの立体感のコントラストがポイント。アイロンで根元の方向性を作ることで、短髪でも自然なボリュームと毛流れを表現しやすくなります。 |
3-2.アイロンパーマ×ツーブロックショート

| スタイルの特徴 サイドをツーブロックですっきりさせ、トップにアイロンパーマで自然な動きをつけた万能ショート。派手になりすぎず、ビジネスからプライベートまで幅広く対応できます。 オーダーの仕方 「サイドはツーブロックで、トップは少し長さを残し、アイロンパーマで動きとボリュームが出るようにしてください」と伝えてください。 この髪型が合う人 サイドが膨らみやすい方、直毛で動きが出にくい方、毎朝のスタイリングを簡単にしたい方におすすめです。 セットの仕方 ドライヤーでトップの根元を起こしながら乾かし、ワックスやグリースを全体になじませます。毛束を軽くつまみながら動きを整え、サイドをタイトに抑えるとバランス良く仕上がります。 ポイント ツーブロックでサイドのボリュームを抑えながら、アイロンパーマでトップに必要な立ち上がりを作れるのが魅力。メリハリが生まれ、シンプルなショートでも扱いやすく立体的なスタイルになります。 |
3-3.アイロンパーマ×ニュアンス7:3スタイル

| スタイルの特徴 7:3分けのきちんとした印象に、アイロンパーマで柔らかな毛流れをプラスした大人のスタイル。クラシックになりすぎず、自然な動きと上品さを楽しめます。 オーダーの仕方 「7:3で自然に分けられる長さを残して、アイロンパーマで前髪の立ち上がりと横への毛流れを作ってください」と伝えると分かりやすいです。 この髪型が合う人 直毛で横に流しにくい方、きちんと感のあるスタイルが好きな方、スーツに合わせやすい髪型を求める方におすすめです。 セットの仕方 髪を軽く濡らし、7:3の分け目を意識しながらドライヤーで乾かします。グリースや柔らかめのワックスをなじませ、前髪を立ち上げながら横へ流します。最後に手ぐしやコームで毛流れを整えれば完成です。 ポイント アイロンパーマであらかじめ根元の立ち上がりと流れる方向を作っておくことで、毎朝7:3の形を再現しやすくなります。カールを強調しすぎず、自然な毛流れを作る程度に仕上げることで、大人っぽく洗練された印象になります。七三とアイロンパーマの組み合わせも定番の一つです。 |
3-4.アイロンパーマ×ジェットモヒカン

| スタイルの特徴 ジェットモヒカンのシャープなシルエットに、アイロンパーマで立ち上がりと毛流れを加えたスタイル。爽やかさと男らしさがあり、短髪でもしっかり存在感を出せます。 オーダーの仕方 「サイドと襟足は短く、トップから前髪にかけてジェットモヒカンになるよう長さを残し、アイロンパーマで前方向への立ち上がりをつけてください」とオーダーします。 この髪型が合う人 直毛で前髪が上がりにくい方、短髪に動きが欲しい方、爽やかでアクティブな印象にしたい方におすすめです。 セットの仕方 トップを前方向へ流しながら乾かし、前髪の根元をしっかり立ち上げます。ハードワックスやジェルをなじませ、トップから前髪へ毛束を集めるように整えます。最後に前髪を少し反らせると、ジェットモヒカンらしいシャープなシルエットになります。 ポイント アイロンパーマで根元の立ち上がりと前方向への毛流れを作っておくことで、直毛でもジェットモヒカンを再現しやすくなります。毎朝ドライヤーだけで一から形を作る必要が少なく、短時間でセットしやすいのも大きなメリットです。 |
4.アイロンパーマに最適のスタイリング剤3選
4-1.グリーバーリッチグリースH

LAVIE NEW STANDARD BARBERが独自に開発したグリースです。顧客の「こんなスタイリング剤があったらいいな」の声に応え、さまざまな有名ブランドのスタイリング剤の長所を研究しつつ開発されました。
髪型をしっかりキープしながらも、自然なツヤ感をプラスして、清潔感と洗練された印象を演出。お湯で簡単に洗い流せる使いやすさも魅です。絶妙なツヤ感としっかりとしたセット力を併せ持つ、高級理容室ならではのこだわりが詰まった逸品です。
4-2.グリーバーリッチグリースB

シリーズ第2弾として誕生した、鮮やかなブルーカラーが印象的なスタイリンググリース。
ほどよい柔らかさを持ちながらも、髪にしっかりと密着し、狙った動きを長時間キープ。適度なツヤ感でスタイルに立体感と清潔感をプラスします。
ショートスタイルからミディアム、セミロングまで幅広い髪型に対応し、特に動きや束感を出したい方におすすめ。お湯で簡単に洗い流せるため、日々のスタイリングがぐっと快適になります。
4-3.PRISONER LEVEL7

ほどよいセット力とツヤ感で、自然な仕上がりを叶えるのがPRISONER LEVEL7【プリズナー】です。
強すぎず弱すぎない絶妙なホールド力で、ビジネスシーンにふさわしい清潔感あるスタイルから、休日のラフな動きのあるスタイルまで幅広く対応。グリースのようなツヤを持ちながら、ベタつきを抑えた使いやすさも魅力です。
髪になじませやすく再整髪もしやすいため、長時間スタイルをキープしながらもナチュラルに見せたい方におすすめ。
スーツにもカジュアルにもマッチする万能タイプで、大人の男性の“こなれ感”を演出してくれる整髪料です。
5.LAVIE NEW STANDARD BARBERの店舗情報

LAVIE NEW STANDARD BARBERは浜松町本店のほか、秋葉原、五反田、中野、新宿、渋谷、両国、千葉中央、横浜などに計11店舗を展開しています。いずれの店舗も駅から近いので、仕事帰りなどに気軽に立ち寄ることができます。
また、オンラインでの予約も受け付けています。24時間いつでも予約可能です。
6.まとめ
アイロンパーマは昔ながらの技術というイメージだけでは語れない、現代のメンズヘアにも非常に適したパーマ技術です。
短髪にも対応しやすく、直毛を扱いやすくしたり、自然な毛流れや立ち上がりをつくったり、スタイリングを簡単にしたりと、男性ならではの髪の悩みに寄り添いやすいことが魅力です。
また、パーマは髪を大きく変えるためだけのものではありません。ほんの少しの毛流れ、自然な立ち上がり、絶妙なボリューム感。そうした細かな変化が、男性のヘアスタイルをより洗練されたものへと導いてくれます。
「パーマをかけています」と主張するのではなく、髪そのものが自然に整っているように見える。そんな上質なヘアスタイルを求める男性にこそ、アイロンパーマはおすすめです。
そして理想のアイロンパーマに仕上げることをお望みの際には、LAVIE NEW STANDARD BARBER も選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか? 高級理容室ならではの一流の技術を持ったスタイリストが最上級のサービスと満足できる時間を提供します。
LAVIE NEW STANDARD BARBERの店舗はどこも全室個室のリラックスできる環境で、これまでの理容とは異なる最高級のヘアカットやシェービング、フェイシャルエステを体験できます。感動の高級理容をぜひ一度お試しください。
監修者

LAVIE NEW STANDARD BARBER 庄子悠介
2社にて腕を磨き2015年に独立し、LAVIE NEW STANDARD BARBERを開業。現在、首都圏にて11店舗を運営。店舗合計で、年間3000人来店するお客様の期待以上の感動のおもてなしを実現する全席個室の高級理容室を運営。